ⒶⅡ 私達がapple製品を使っている理由は
判りやすく誰でも理解しやすいからです。
もし、appleが他の会社と同じだったら、こんなcmを作るでしょう。
「我々のコンピュータは素晴らしく、【what】
美しいデザインで簡単に使えてユーザーフレンドリー。【how】
ひとついかがですか❓。」
客 「 No thank you. いりません。」
私達のほとんどは、そんな風にやり取りをしてしまいがちです。
マーケティングや売り込みもそう。
何をして→どう違い→どう優れているかを述べ、
相手に、何か行動を期待します。
購入とか投票などの類です。
また・・・「これが、私達の車のNEWモデルです。低燃費で、
シートは総革張り! いかがですか❓。」
これでは心を動かされません。
しかし、本来のappleならこんな風に伝えます。
「我々のする仕事は全て、世界を変えるという信念でやってます。【why】
私達が世界を変える手段は、【how】
美しくデザインされ、簡単に使えて、【what】
こうして素晴らしいコンピュータが出来上がりました。ひとつ欲しくありませんか❓。」
全然違うでしょう。{ 買いたくなりますよね。👍 }
今したのは、情報の順番を逆にすることでした。
これが示すのは、人は「何を(what)」ではなく、
「何故❓(why)。」に動かされる事です。
だからこそ、この場にいる人々誰もが安心して、appleからコンピュータを買っているんです。
そして、mp3プレイヤーもapple、スマートフォンもapple、ビデオレコーダーもapple。
安心して、appleから買えるのです。
でもappleは単なるpcの会社です。
appleと他社で何か、仕組みが違う訳ではありません。
競合他社だって、同様の製品を作る力があります。
実際に、挑んだこともあります。
数年前には、、GATEWAYが平面TVを出しました。
GATEWAYには、その為の卓越した技術があります。
pc用の平面モニターを何年も作ってきたのです。
しかし、全然売れませんでした。
DELLは、Mp3プレイヤーとPDAを発売しました。非常に高品質な製品です。
デザインも申し分ありません。でも全然売れませんでした。
実際、今となっては誰がDELLのMPプレイヤーを買うなんて、
想像すらできませんよね。
pc会社のMP3なんて、誰が買うのって!
でもみんなappleからは買うんです。
つまり、自分が提供する物を必要としている人と、ビジネスするのではなく、
自分の信じる事とそれを信じる人がビジネスする事を、
目標にするべきなんです。
次回④は、脳の仕組みについて、お話していきます。
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