by アバタローの本要約チャンネル ブッタの真理の言葉 中村元 著 より
心の傷を癒してくれるような内容なので、
どうぞお茶でも飲みながらリラックスして読んで欲しいと思います。
もはや、ブッタの教えは世界の一般教養であり、書店に行けばブッタの本はズラリと並んでおります。
いかに今の人に、共感を得ているかが伺えます。
因みにブッタが生きていた時代は、口伝えで教えていくのが本流だったので、
ブッタが直接、記した書物は一切ありません。
没後100~200年先の、僧侶たちが広く世に知って欲しいと願って作られた経典が
最古といわれており、その中の一つを分かり易くしたのが、この本です。
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もはやブッタの教えは、世界の一般教養であり、
書店に行けばブッタの本は、ズラリとならんでおり、
いかに今の人に共感を得ているかが伺い知る事ができます。
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大まかな内容として目次を、提示しました。
1・苦しみがついてくる人の特徴
2・賢い人と愚かな人の違いについて
3・心を整える合理的な方法
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1・苦しみがついてくる人の特徴
『心は、全ての物事に先立ち、
〃を作り出し、全てを左右します。
もし人が汚れた心で、話し行動するのであれば、その人には苦しみが付いてきます。
車輪が荷車を引く牛の足跡に付いていくように。
あの人は、私をののしった。
〃 傷付けた。
〃 負かした。
〃 から奪った。
そういう思いを抱く人からは、恨みが消える事はないでしょう。
憎む人が憎む人に対し、
恨む人が恨む人に 〃
どのような事をしても、邪悪な心は、それ以上にひどいことを、自分自身にするでしょう。
恨みは、恨む事によって消えるのではなく、
恨みを、捨てることによって消え去ります。
これは普遍的な真理なのです。』
ここで止めます。
ブッタはあらゆる物事は、必ず原因と結果があると考えていました。
自分の命も財産も感情も全て、
どこかの神様が、与えたり奪ったりするものではなく
何らかの原因が結果をもたらすと考えていました。
これは因果という考え方で、ブッタの教えの中でも最も重要なものの一つです。
そして心が煩悩によって支配されていると、その結果として人間は、
怒り、恨み、嫉妬といった負の感情を抱きやすくなります。
ではこの煩悩を消し去る為にはどうしたらいいのでしょうか?
ブッタは次のように言います。
『一切の形成されたものは無常であると明らかな智慧を持って見る時に、
人は、苦しみから遠ざかり離れます。これこそ人が清らかになる道です。』
つまり、世の中のあらゆるものは一定ではなく堪えず変化していくもので、
真理を理解すれば、苦しみから遠ざかり、心が安らいでいく訳です。
これは諸行無常と呼ばれる真理であり、
ブッタが入滅する直前に語られたといわれるものです。
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