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ありがとうが言える幸せ その5

 人間関係で引き寄せる

〇 嫌いな人の存在にさえ意味がある

知らない人の幸せを祈ってみて、変化や効果を最も感じやすいのは、実は人間関係です。

苦手な人さえも、皆んなの範疇に入れることができたら、

 貴方にとっての皆んなは、ほぼ完璧な状態になります。

心理学者アドラーは言いました。

あなたがどれほど相手に尽くし、「認めてほしい」「感謝」と求めても、どう感じるかは、相手の課題。

こちらからは、コントロールできません。

つまり、知っている人より、知らない人の方が何故簡単なのかというと、

       利害関係に縛られずに、課題の分離 ができるからです。

〇 ネガテイブな人間関係は、ポジティブなギフト

ネガテイブな感情の裏側には、必ず愛があります。

〇 嫉妬や怒りの感情も、祈りに変えられる。

   嫉妬も怒りも、「あの人は良いのに、私はダメ。」「自分は正しいけど、あの人は間違っている。」という

    調和とは、かけ離れた、考え方の典型です。

 ☆ 嫉妬はモチベーションに転換する。

嫉妬を感じるのは、その相手と同じような素質を、貴方が既に持っているからです。

無理に消すより、「羨ましい」「自分もそうなりたい」という方向に、

エネルギーを切り替えれば、貴方の強いモチベーションに転換できます。

「私もあの人みたいに成功したい」「私も旅行に行きたい」と思えたら、

        自分も相手も悪者にならなくて済みます。

☆ 怒りを観察すると、自分の理想が明確に

自分は「これが普通」だと思っている。ところが現実はそうじゃない。このギャップが、怒りになるのです。

ということは、「これが普通」という自分の思い込みに気づけば、怒りはさっぱりなくなります。

「何故私は、あの人にこうあって欲しいと思っているのか」と、自分の理想がはっきり見えたら、

期待と現実のギャップを埋めてくれるのを待つのではなく、

自分の力で理想を叶える為には、何をしたら良いのか 考えてみましょう。

〇 エネルギー状態が変われば、過去も変わる

     私にとっては、父親がネガテイブな存在でした。

でもあるとき、「ABC理論」という心理学の考え方を知って、

     父への思いをガラリと変えることができました。

☆ 大好きと言えなくても、相手の幸せは祈れる

ABC理論  とは、

A 【activating event】  = ある出来事を、

B 【 belief 】     = どのような信念で受け取るかによって、

Ⅽ 【 consequence 】    =  結果が変わってくる。      ・・・・・という考え方です。

例 〇 昔の私

   À  父が、何かを言っていた。

   B 「父が怒っている」と解釈し、

   Ⅽ  私は「怖い」という結果に至った。

   〇 現在の私

   À 父が、何かを言っていた。

   B 私が「父は怒っていたのではなく、何か一生懸命教えてくれていたんだ。」と受け止める。

   Ⅽ 「父は真剣だったからこそ、強い口調だったんだ。」

      という結果に辿り着き、父の愛が見えてきます。

そして怖い父は、愛に溢れた不器用な父になりました。

これにより私自身、父への恨みはゼロになりました。

「大好きか❓」と聞かれると言葉に詰まりますが、「お互いに幸せに生きていけたらいいね。」と、

      父の幸せを祈れる位には、なりました。

このように自分の信念が変われば、辛い過去は愛のある過去に変わります。

ネガテイブの裏側には必ず愛が隠れています。あなたの本心からの理想や期待も隠れています。

〇 嫌いな人、許せない人にも「ありがとう」

「まだ、苦手な人の幸せを祈るのは難しい・・・・」という場合は、

         決して焦らず、知らない人の幸せを願い続けましょう。

☆ 「あの人が悪い」では楽になれない

被害者意識とは、

「悪いのはあの人。かわいそうなのは私」「あの人が変わらなければ私は可哀想なまま」という考え方。

   原因は外側にあるという発想です。

でも本当は逆なのです。 

あなたの思い込みさえ書き換えられれば、過去も未来も何もかもが変化します。

無意識の内に「私は可哀想」と思ってしまうのは、

      自分を守る為です。自分を変えたくないからです。

この先も・・・「あの人が悪い」と思い続け、今の状態に留まるのか❓

そうではなく、「課題をありがとう」「気づきをありがとう」という姿勢に変えるのか❓

     どちらを選ぶかは、貴方が自分で決められます。

それなら、本当の意味で自分を楽にできる方、自分にとって理想的な方を選ぶのがいいですよね。

あなたがその人を嫌っていればいるほど、相手は、貴方にとっての真のキーパーソンなのです。

          ( それだけ強烈なメッセージを伝えてくれる人です。 )

☆ 誰の中にも愛はある

どんな極悪人も、生まれた時は赤ちゃんでした。

人は元来ピュアで、存在自体が尊いものです。

街で知らない人を見て、「この人も赤ちゃんだったんだなあ」と思うと、

愛を見つけるのが格段に簡単になりました。

ニュースで凶悪犯が映し出された時も、

「この人も昔は赤ちゃんで、善悪の判断もなく、周りからの影響で道を踏み外したのだろう。

                     でもこの人の中にも必ず愛があるに違いない。」と思える自分がいます。

☆ 生まれてきたのは愛を学ぶため

あの世には、何も持っていけないし、誰も連れていけない。

ならば、(嫉妬も怒りも、今のうちに手放してしまって)

この人生で出会う全ての人達、自分で出会うと決めてきたのかもしれない人達の事を、

                         もっと愛そうと思わずにいられません。

〇 「嫌いな人」の幸せを祈る WORK

1・嫌いな相手、苦手な相手の中に愛を探し、どんな愛を感じたか書いてみる。

   難しい場合は、「理解できない部分もあるけれど、良い悪いではなく、自分とは違うだけ。

                   ○○さんなりの考え方やり方で、社会に関わっていて、

                             何らかの良い影響をもたらしている。」 でもOK

2・その人は自分の人生に必要な登場人物だと考えてみる。

      どんな学びをくれたか、書いてみる。

    (例: ○○さんの不機嫌な顔を見ただけで、ついネガティブな感情に囚われてしまうが、

        他者の不機嫌には縛られたくない。目の前の人の態度がどうであれ、

        自分はいつもご機嫌でありたいと、○○さんのお陰で気付けた。

3・愛が拡大するよう、その人の幸せを祈る。

    (例: この人なりの満足のいく人生になりますように)

                          以上でございます。

次回は、ありがとうの言える幸せ その6

               そして、理想の世界を引き寄せる について、お伝え致します。

        

      

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